選挙期間中に見えた「情報の流れ」

占いコラム

少し前のことになりますが、2月8日に衆議院議員総選挙が行われました。
急な解散と投票日まで短期間であっという間に終わった感じです。
その選挙期間中、これまで以上に多様な情報や解釈、感情が、インターネット上を複雑に行き交っていたように思います。Youtubeではいわゆる「政治系」動画が急激に増えました。
一方で、従来から社会の情報源として大きな役割を担ってきた、いわゆるオールドメディアも活発に発信を続けていましたが、その影響力が以前と同じ形で働いていたのか?そこについてはさまざまな受け止め方があるように感じられます。

特に若い世代においては、オールドメディアを情報源としない人が多かったと思います。
良い悪いとか優劣の問題ではなく、情報がどのように流れて、何を重要視するのか、その根拠をどこに求めるのか?という構造の変化として捉えることができます。

急に政治の話になってしまいましたが、今回はこの現象を、西洋占星術の象徴を通して眺めてみたいと思います。この内容は一般の人たちの意識について考えているので、敢えてマンデンの解釈は入れずに考えています。


水瓶座に集まった天体群が示すもの

今回の選挙期間中、太陽・火星・水星・金星・冥王星が水瓶座に集まっていました。
水瓶座は、個よりもグループ、固定された秩序よりも分散と改革、そしてネットワークとしての広がりを指していると思います。

そして、太陽は公的な場や社会の表舞台を、火星は行動力や衝動を、金星は価値観や共感性示します。その惑星が水瓶座に位置していたということは、社会の表層から人々の感情や行動に至るまで、「横につながる意識」や「既存の位置にとどまらない動き」が強調されやすい時期だった、と読むことができます。

そして冥王星も水瓶座に位置していました。
世代的な価値観や、社会構造そのものの深層的な変容を象徴する冥王星が水瓶座にいる、ということは、この選挙に向き合う人々の意識が単なる一時的な流行に乗っているのではなく、より長期的にゆっくり変化してきている、と考えられると思います。

今回見られた、無数の視点や意見が並列する情報環境は、この水瓶座を象徴とする流れではないでしょうか。

世代差として表れる感覚の違い

冥王星が水瓶座にある今は、社会構造や情報の価値、取り扱い方そのものが変化してきています。
若い世代の人たちにとって、情報は「与えられるもの」よりも「自ら選び、取捨選択するもの」であることが前提になっています。誰もが配信出来る今は、それぞれが情報の発信者になり得るし、ネットの発達で簡単に大量のデータを手に入れられるのが当たり前になっていることが背景にあると思います。

一方で、私を含めた年長の世代は、大きなメディアから提供される情報が全てで、それが社会の共通言語として機能してきました。

これは時代の変化によって形成された無意識の前提条件の差だと思います。
選挙で誰を選ぶか?という事にしても、参照する情報源や重視する視点が異なるのは、自然な現象とも言えます。


さまざまな価値観が並走する時代

太陽が水瓶座にいる、ということで個々が情報を自分の価値観で判断する側面が強調されていると思いますが、だからと言って今回の選挙で、公式情報への共通の信頼性が消えたわけではありません。私は期日前投票をしたのですが、その会場では多くの人たちが選挙公報を食い入るように見ていました。

公式を含めて多くの情報が、同時にリアルとネットワーク上で多様性を持ち、それぞれが存在感を持っていたことは否定できません。
一つの光源だけが社会を照らすような構図から、複数の光がそれぞれの場所を照らす構図へ。
そういう変化が今回の選挙では起こっていたのかなと思います。その結果が与党の大勝、というのはなんとも…、という感じです。


占いは「結論」を断定するためのものではなく

占いは未来を完全に断定するための道具ではありません。
むしろ「今どのような象徴が重なっているのか」「どのような構造の中で人々が動いているのか」を、少し離れた位置から観察する、という方が合っていると思います。

水瓶座に多くの天体が集まる中で行われた今回の選挙。
そこに表れた情報の在り方、流れ方は社会がどのような形へと変化しつつあるのかを考える、一つの材料になると思います。

こういう時代だからこそ、自分がどの情報に反応し、どこで距離を取るのかを見つめ直すことが、この時代を心穏やかに過ごすための鍵になるのかもしれません。

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