占いに来る人が、本当に知りたいこと

占いコラム

占いというと
「未来を当てるもの」
というイメージを持つ方は多いと思います。

もちろん、これからどうなりそうかを読むのも占いの大切な役割です。ですが、30年近く占い師を続けてきて感じるのは、実際に相談に来られる方の多くは、未来の答えそのものよりも、
「自分の考えを整理したい」
という気持ちを抱えていることです。

恋愛でも仕事でもそうですが、人は悩みが深くなるほど、自分の本音が分からなくなります。相手がどう思っているか気になる。この先どうなるか不安になる。何を選べばいいのか決められない。そんな状態が続くと、頭の中にたくさんの情報が積み重なり、どこから手を付ければいいのか分からなくなってしまいます。

実は、この状態では新しい答えを一つ増やしただけでは、あまり状況は変わりません。何より、そこで聞かれたことに占いで答えを返したとしても
占いを受けている側は
「なんだかソレじゃない」になりがちです。

それよりまず必要なのは、
「今、自分は何に困っているのか」
を整理することだからです。

占いには、不思議なところがあって、自分一人では見えなくなっていた視点を、別の角度から見せてくれる力があります。これは命術・卜術に限らずです。

私は鑑定の中で
「この人は本当は何を悩んでいるのだろう」
というところを大切にしています。

恋愛の相談だと思っていたら、自信の問題だった。
仕事の相談だと思っていたら、職場環境の問題だった。
相手の気持ちを知りたいという相談だったのに、実は自分の気持ちが整理できていなかった。

そういうことは珍しくありません。

占いは答えを当てるためだけのものではありません。
考えを整理したいとき。
今の自分の立ち位置を確認したいとき。
そんな時にも役立つ道具だと思っています。

もし一人で考えていて堂々巡りになってしまったら、一度誰かと一緒に状況を整理してみるのも良いかもしれません。


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